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【TOKYOまち・ひと物語】日本のゲーム文化守りたい ルドン・ジョゼフさん

ゲーム保存協会のルドン・ジョゼフ理事長=世田谷区等々力
ゲーム保存協会のルドン・ジョゼフ理事長=世田谷区等々力
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 クールジャパン戦略で日本のアニメや漫画、ゲームなどのサブカルチャーが見直される一方で、作品のアーカイブ化には課題も多い。1970~80年代のゲームの保存やデジタルアーカイブ化などの活動を行うゲーム保存協会のルドン・ジョゼフ理事長(44)によると、初期のゲームは劣化や紛失の一途をたどり、海外で大量購入も行われているといい、「このままではかつての浮世絵のように、日本独自のゲーム文化が流出してしまう」と警鐘を鳴らす。(本江希望)

 世田谷区等々力の閑静な住宅街にあるゲーム保存協会の本部で、ルドンさんが笑顔で出迎えてくれた。フランス出身で日本の80年代のゲームに魅せられ、2000年に日本に移住、11年にゲーム保存協会を設立した。「資料の保存だけでなく、ゲームがどのようにつくられ、どのような影響があったか、マーケットとしてどう進化したかなど、幅広く研究してデータを集め、デジタルアーカイブ化し、できる限り公開する。これが協会の基本のミッションです」と説明する。

 最初に案内された部屋には、約4千冊のマイコン、パソコン関連雑誌が陳列されていた。「この雑誌『I/O(アイオー)』の創刊は76年。まだパソコンが普及していない時代で、コンピューターに興味がある人が雑誌で研究して部品を買い、マザーボード(電子回路基板)から自分で作っていました」。当時発売された自作マイコンキットTK-80がヒットし、マイコンブームが到来。雑誌に掲載されたゲームのプログラムを打ち込んで遊んでいたという。そして80年代にはパソコンが登場し、多くのゲームソフトが販売された。

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