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「愛の不時着」主演ヒョンビンの魅力とは 過去のインタビューから

Netflixオリジナルシリーズ「愛の不時着」独占配信中
Netflixオリジナルシリーズ「愛の不時着」独占配信中

 現在、Netflixで配信中の韓国ドラマ「愛の不時着」の人気が衰えそうもない。とくに主演を演じているヒョンビン(37)が日本で注目されている。過去、ヒョンビンをインタビューし、「SANKEI EXPRESS」(平成28年3月末に休刊)に掲載された記事を基に、その魅力に迫った。(元ソウル特派員 水沼啓子)

 十数年に巻き起こった第1次韓流ブームの火付け役は、何と言っても「ヨン様」ことペ・ヨンジュンとドラマ「冬のソナタ」。当時、日本の中高年女性たちをとりこにした。その後、「少女時代」「KARA」といった韓国のアイドルグループが日本の音楽業界を席巻し、「K-POP」人気で第2次韓流ブームが起こる。

 そして現在、新たな韓流ブームの到来とみられる。それを牽引(けんいん)しているのが「愛の不時着」といった韓国の最新ドラマだ。新型コロナウイルスによる自粛期間中、日本では、この「愛の不時着」が大人気に。しかも、このドラマにはまったのは女性だけではない。

 歌舞伎俳優の中村七之助さんや落語家の笑福亭鶴瓶さんをはじめ、タレントのヒロミさんやテリー伊藤さん、ミュージシャンのミッキー吉野さん-といった中高年男性もハマっているのが、「冬ソナ」ブームの時との大きな違いだ。

 「愛の不時着」(全16話)は北朝鮮の将校と韓国の財閥令嬢が恋に落ちる物語だ。北朝鮮を舞台に、北朝鮮のイケメン将校が登場するという、南北分断下かつての韓国では考えられなかったシチュエーションで描かれているのも特徴だ。

 しかも単なるラブストーリーではなく、陰謀渦巻くストーリー展開もあり、「トラック部隊」といった私兵やアクションシーンも登場する。また、将校の部下の「4人組」や北朝鮮の庶民の暮らしぶりが、何とも人間臭く描かれている。この辺りが、男女問わず幅広い年齢層を惹(ひ)きつけている理由かもしれない。

 さて、このドラマで元ピアニストのイケメン将校を演じたヒョンビンを、2009年8月2日付「SANKEI EXPRESS」(以下、EX)で取り上げている。「『目力』と哀愁感でファンを魅了」という見出しで、インタビュー記事を掲載した。

 取材当時、ヒョンビンは26歳。韓国MBCテレビで放映中のドラマ「チング~愛と友情の絆~」で暴力団組員のドンス役を演じ、人気急上昇中だった。1970年代後半から90年代前半の韓国激動期の釜山を舞台に、運命に翻弄される4人の幼馴染の人間模様を描いている。

 韓国で800万人を超える観客をを動員した大ヒット映画「友へ チング」(2001年公開)を手掛けたクァク・キョンテク監督がドラマ化したもので、映画ではドンス役をチャン・ドンゴンが演じていた。

 EXの記事によると、ヒョンビンは高校生だったときに映画「友へ チング」をみて、「ドンスのような役を演じてみたい」と思ったという。

 ドラマでドンス役を演じたヒョンビンは、「見た目や釜山の方言はもちろん、目つきやしぐさなどでドンスの生きざまを演じようと努めた。このドラマは感情的、肉体的に演じることを要求されたので終始難しい撮影だった」と話していた。

 当時、ドラマの視聴者からは「暗鬱さと悲哀をうまう表現する俳優だ」「繊細な演技と目つきがすごい」「複雑な内面を目つきで表現していて感動した」「男だけど、その目つきにほれた」といった声が寄せられ、“目力”がヒョンビンのチャームポイントだ。そして、同性からも好感を持たれていることがよく分かる。

 クァク監督は、ヒョンビンを「容貌のため貴公子みたいにみえるが、実際にはマッチョ中のマッチョといえるほど、自分の決めたことに後悔せず全力疾走する、ばか正直なスタイルの男」と評している。

 さらに監督は「彼の顔には“反抗期”があり、見る人を切なくする哀切の表情がある」と絶賛。まるで往年のハリウッドスター、ジェームズ・ディーンを彷彿(ほうふつ)とさせるコメントだ。

 当時、紙面に載ったヒョンビンの略歴をみると、ドラマ「愛の不時着」の劇中で見せていた運動神経抜群なところや自分を犠牲にしてまで愛する人を守る好青年ぶりが透けて見えてくる。スポーツ万能はさることながら、自己犠牲の精神はキリスト教の影響で元々身についていたものではないかと思われるのだ。演技というよりは、自然体で振る舞えたのではないだろうか。

 略歴には「趣味・特技はスノーボード、バスケットボール、水泳、野球。敬虔(けいけん)なクリスチャンの母親の影響でキリスト教を信仰。家族は両親と兄。本名はキム・テピョンだが、少々『ダサいイメージ』があるため、芸名をつけたという。2003年、ドラマ『ボディガード』でデビュー。手本にしている俳優はチャン・ドンゴン」と記されていた。

 記事掲載当時、ヒョンビンはイベントとファンミーティングのため来日を控えており、日本のファンに向けてメッセージも寄せている。

 「日本では人気スポットなどによく行くが、日々ファッションとか変化しているので、いつも楽しませてくれる。今後は、少なくとも年に1回は日本を訪問することになるのでは。日本のファンの皆さんのおかげで、日本がもっと近く感じられるようになった」

 今は新型コロナのため、日韓間の往来もままならないが、いつかまた日本のファンのために、ヒョンビンが来日してくれる日も訪れることだろう。

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