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流し出身の歌手、おかゆ コロナ禍の夜の街を憂う

流し出身のシンガー・ソングライター、おかゆ=東京都渋谷区(兼松康撮影)
流し出身のシンガー・ソングライター、おかゆ=東京都渋谷区(兼松康撮影)

 “流し”出身のシンガー・ソングライター、おかゆ(29)が、メジャー2枚目にして、両A面となるシングル「愛してよ/独り言」を発売した。その出自から、コロナが襲った夜の街の現状を憂えている。

 新曲は自身の作詞曲によるものと、吉幾三による提供曲。「愛してよ」は「インディーズ時代から流しで出会ったママたちの実体験を歌ってきたけど、その序章のような歌」。一方の「独り言」は「尊敬する吉さんの曲。ものまねではないが、吉さん節を削らずに残し、私の声で伝われば」という曲だ。

 もともと歌手志望だったのは母という。「母が札幌・すすきののスナックで歌っていた姿を見て育った」が、17歳のときに母は事故で急逝。「私が歌手にならなきゃ」という強い思いを胸に、「母の思い出の場所でもあったスナックを回ろう」と、東京で流しを始めた。

 「ギター1本で、『兄弟船』1曲を持って湯島などを回りましたが、門前払いばかり。最後の1軒で歌わせてもらえて」と苦労の連続。インディーズでのデビュー後にショッピングモールなどで行っていたキャンペーンでスカウトの目に入り、メジャーデビューをつかんだ。

 だが、コロナ禍の影響で、新曲ではキャンペーンも行えていないのが現状。SNSを通じてリクエストに応えて歌うという“リモート流し”のような活動もしてきたが、やはり、これまで回った全国各地の夜の街が気になる。

 「大丈夫ですか、と聞くのもつらい状況」といい、閉店した店があるとも聞いてきた。「夜の街は大人たちの社交場。生で会って語るぬくもりがある。流しの文化はなくならないでほしい。必ず全国に会いに行くから」と訴えた。(兼松康)

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