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SF漫画の傑作「攻殻機動隊」がVR能に 最先端技術と“最古の演劇”が融合

VR能「攻殻機動隊」の試演会より。草薙素子の能面は新調された
VR能「攻殻機動隊」の試演会より。草薙素子の能面は新調された
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 世界的人気を誇る日本のSF漫画「攻殻機動隊」(士郎正宗作)。近未来の電脳空間で展開する物語は、これまでテレビアニメや押井守監督の映画、小説などさまざまな派生作品を生んできたが、8月、何と「VR(バーチャルリアリティー)能」になるという。最先端技術が生む仮想現実と、「現存する最古の演劇」と言われる能。両者が融合し、どんな舞台が生まれるのか。(飯塚友子)

能楽師が消える?!

 「本来の能に準ずる形で上演しながらも、今作ではお客さまに、不思議な体験をしていただきます。ストーリーとからめ、能楽師が舞台から消えたり現れたり、怪しい光が輝いたり、映像と実物の区別ができないような演出を考えています」

 演出の奥秀太郎は、演劇ファンなら誰もが知る気鋭の映像作家だ。大ヒットミュージカル「エリザベート」や、劇作家の野田秀樹作品など、映像が印象的な舞台のスタッフ欄には、必ず奥の名前がある。

 その奥が、学生時代から愛読してきたのが「攻殻機動隊」。作品愛は平成27年、日本初の3次元舞台「攻殻機動隊ARISE」の演出という形で結実。観客が特殊眼鏡を着用すると、舞台上の俳優のパンチやキックが目の前に飛び出す驚きの演出は、記者も客席で声をあげてしまった。

 それから5年-。今作では観客が「眼鏡なし」で見るVR映像に進化し、しかも「能」になるという。近未来SFと、室町時代から約700年続く能、両極にも思えるが、奥は近年、立体映像と組み合わせた「3D能」の演出を手掛け、「実は能が一番、攻殻機動隊の作品世界を表現できると気づいた」と話す。

能こそ表現できる電脳空間

 「ヒロインの草薙素子(くさなぎ・もとこ)は、脳みそしか存在しないサイボーグですから、義体化して1枚の能面になることもできる。観客の想像力で、あらゆる世界を表現できる能こそ、電脳空間や草薙素子という作品世界を表現するにふさわしい」(奥)

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