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映画「一度も撃ってません」 ハードボイルドが似合う石橋蓮司

(C)?2019「一度も撃ってません」フィルムパートナーズ
(C)?2019「一度も撃ってません」フィルムパートナーズ
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 時代遅れのハードボイルド・スタイルで、噂の“伝説のヒットマン”を気取る売れない小説家を描いたコメディー映画「一度も撃ってません」(阪本順治監督)。大楠道代や岸部一徳、桃井かおりをはじめ、佐藤浩市や豊川悦司、江口洋介、妻夫木聡、井上真央といった主演級の役者もこぞって出演している。19年ぶりに78歳で主演を務めた石橋蓮司に作品への思いを聞いた。(水沼啓子)

 本作は、阪本監督や石橋ら役者仲間が、今は亡き俳優、原田芳雄の家に集まったときに、「石橋を主演にした映画を作ろう」という話になったのがはじまりだという。桃井が「みんな出るよね」とその場にいた役者たちに声をかけ、こんな豪華な顔ぶれになった。

 「誰かが『(石橋の)遺作になるからさ』と言ったみたいで。みんな冗談好きだから。『じゃ、生前葬にしよう』という形で作ることになった」。石橋は苦笑いする。

 作品からはちょっと古い“昭和感”が漂っているが、「そこがいちばん出ないと。昭和のB級ハードボイルド映画をベースに、昭和の時代にあがいた人間たちの姿が見えてこないと、この映画は成立しない」と断言。

 大楠や岸部、桃井ら共演者とはプライベートでも半世紀近い付き合いがあるせいか、劇中、絶妙なアドリブも入ってくる。「長い付き合いで気心が知れているからね。毎年暮れに原田の家で餅つき大会があって、そこに役者仲間たちが集まって飲んでいたんだ」

 ハードボイルド・スタイルが板についている石橋。「若い時からハードボイルドな映画を見て、それをまねながら生きてきた人間ですからね。映画に出てきたファッションを自分のスタイルにはめ込んで楽しがっていた」という。

 石橋が演じる主人公は、まったく評価されないのに、小説を書き続ける。「昭和の残像の中で悪あがきを続ける男の生きざまみたいなものを、ただ面白がってほしい」と来場を呼びかけた。

 7月3日から東京・TOHOシネマズ日比谷、大阪・TOHOシネマズなんばなどで全国公開。1時間40分。

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