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コロナ禍で寄席に変化の波 「3密」対策やネット有料配信

橘右龍さんによる貼り紙
橘右龍さんによる貼り紙
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 ホールの壁には、寄席文字書家の橘右龍さんが用意した「寄席に行ってもいいコロナ」「座って話す高座 離して座る客席」などと記されたプリントが貼られ、観客の笑いを誘っていた。

■ライブの醍醐味

 寄席は、高座に上がる噺家(はなしか)が観客の反応を探りながら楽しませてくれるライブ感が醍醐味(だいごみ)だ。入場制限やマスクの着用は観客の反応が小さくなる要素になるため、噺家はネタの導入にあたる枕にコロナの話題を組み込むなど、さまざまな工夫をしてライブ感を作り上げている。

 古今亭寿輔(じゅすけ)さん(76)は「“噺家は世情の粗(あら)で飯を食い”というようにコロナを逆に力にしたい」と語る。

 そんな中、同ホールを運営する東洋興業は、新たな落語ファン獲得に向けた企画を始めようとしている。その一つがインターネットによる落語の有料配信だ。ネットになじみのある若者はもちろん、巣ごもり生活でネットを始めた高齢者を含め、落語を動画で見ることへの需要があると判断した。また、若い女性向けにイケメン噺家による寄席や、日本語学校に通う外国人向けに字幕付き寄席の運営も検討している。

 松倉由幸社長(57)は「日本人として失ってはならない落語文化を守りたい」と意気込んでいる。

 東京都内では、末廣亭(新宿区)が同様に感染防止策を講じた上で1日から営業を再開。鈴本演芸場(台東区)と池袋演芸場(豊島区)は7月1日の再開を予定している。

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