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【テレビのミライ】「新たな視聴者取り込む好機」電通総研の奥律哉フェロー

 ユーザーの視聴環境に寄り添い、コンテンツをどう出していくのかを考えることも大事だ。民放の収入の柱である広告はリーチ(到達)力が命で、視聴者に届かないと意味がない。

 テレビの本筋が「今を伝える」というのはこれからも変わらない。しかし、今見たら終わりでその後は見られないというのでは、もったいない。例えば、インターネットでラジオ番組を配信している「radiko(ラジコ)」の気に入った番組や聴きたい部分を誰かと共有する「シェアラジオ」のような取り組みがあってもいい。

 今でも放送関係者は、自局から他局に視聴者がチャンネルを替えることを避けたがるが、私は異なる考えを持っている。別のチャンネルに行っても、また元のチャンネルに戻ってくる可能性は残されている。

 テレビを消されたり、ネット利用に遷移した場合でも、その後行ったきりにならないよう、テレビ番組の視聴環境をネット空間にまで拡大し、ユーザーがテレビに帰ってこられるような視聴導線を構築することが重要だと感じている。(聞き手 森本昌彦)

〈おく・りつや〉 昭和34年、大阪府生まれ。大阪大経済学部卒。57年に電通入社。ラジオ・テレビ局、メディアマーケティング局などを経て、現在は電通総研フェロー、電通メディアイノベーションラボ統括責任者。総務省「放送を巡る諸課題に関する検討会」構成員。

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