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【テレビのミライ】疲弊する生放送の現場、番組作り変える機会に 元テレ朝プロデューサー、鎮目博道氏

 社員数人という規模の制作会社が多く、資金繰りに行き詰まる会社が出てくるだろう。倒産などということになると、感染拡大が収束したとしても、番組を作る人がいないということになる。テレビが業界として今後生き残っていくためにも、各局が制作会社やフリーのスタッフに対する支援をして、番組作りを継続する工夫が必要ではないか。

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 今回の事態は、テレビの番組制作を変える一つの契機になるとも考えている。

 今年初めごろから、動画共有サイト「YouTube(ユーチューブ)」の人気が今後、テレビを抜くのではないかという見方が出ていた。実際、テレビからYouTubeにシフトするタレントが増える動きもある。テレビも今後、視聴者が撮影した映像を元に面白い番組を作るというような、YouTube的手法を取り入れる方向に向かわざるを得ない。同様に家から出ないでコンテンツをつくるのはテレビの未来にあり得る手法で、新型コロナウイルス感染拡大によって、その流れが加速した。

 昔の成功体験から、テレビ業界は変わることにあまり積極的ではない部分がある。その意味で、今の状況を時代に合った新しいテレビを作るためのいい機会と捉え、頑張っていくことが大事だ。

■鎮目博道(しずめ・ひろみち)氏 昭和44年、広島県生まれ。早稲田大法学部卒、デジタルハリウッド大大学院修士課程修了。平成4年、テレビ朝日に入社。ニュース、情報番組の制作に携わり、ABEMA立ち上げに参画。昨年独立。上智大文学部新聞学科非常勤講師。

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 新型コロナウイルスの感染拡大が、放送業界を直撃している。番組の収録は次々とストップし、過去作をリメークした放送も目立っている。収束の気配が見えないなか、テレビ局はこの先どうなるのか。業界に詳しい専門家らに、「テレビのミライ」を聞いた。=随時掲載します。

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