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ユーチューバー題材「せりふに情報どう込めるか」 玉田真也さん

第8回市川森一脚本賞を受賞した脚本家の玉田真也さん(兼松康撮影)
第8回市川森一脚本賞を受賞した脚本家の玉田真也さん(兼松康撮影)

 昨年放送されたテレビドラマを手がけた優れた新進脚本家に贈られる「市川森一脚本賞」。第8回目となるこの賞を、「JOKER×FACE」(フジテレビ系)で受賞した玉田真也さん(34)は、「巧みな台詞(せりふ)力で時代の空気を切り取る多彩な表現力」と高い評価を得た。

 同ドラマはユーチューバーを題材にし、2話で完結する1話30分、全10話。「プロデューサーが任せてくれて、好き勝手、自由に書いた作品。これで賞がもらえるとは相当運がいい」と振り返る。

 元は演劇畑。せりふに対する高評価に「映像の脚本家や小説家に比べ、劇作家はせりふ一つにどう情報を込めるかが勝負。その経験値が大きい」と話す。その一方で、舞台よりも圧倒的に短い30分ドラマは「何かを犠牲にしなきゃいけない短さで、展開ばかり追い求めると人物描写が薄くなる大変さがある」と感じた。

 脚本家の魅力を「自分が面白いと思いついたせりふを、自分じゃない人が言ってくれる。それだけでも快感だし、楽しい」と指摘。昨年は受賞ドラマなど、テレビの仕事が多く、「演劇がおろそかになった部分があったが、演劇を土台としてやっていかないといけない」と改めて感じた。

 当時は深夜帯(午前0時55分~)のドラマだったこともあり、「放送当時は反響が少なく寂しかったが、今回の受賞を機に、もっと見てもらえたら」と話す。また、今後の脚本家活動について、「テレビドラマだと出来事を多く起こして、ドラマチックなものを求められることが多いが、友達としゃべっているときの楽しさに近いものを作れれば」と展望した。(兼松康、写真も)

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 〈たまだ・しんや〉昭和61年生まれ、石川県出身。主な映像作品に映画「僕の好きな女の子」、NHK「よるドラ『伝説のお母さん』」など。

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