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三島由紀夫1人対1000人 全共闘“伝説の討論会”がよみがえる

 東大全共闘の学生も今は七十代となり、顔にはしわが刻まれ、白髪頭だ。「タイトルに50年目の真実と付けたのは、この討論会が今どんな意味を持つか、そして50年という年月を映すものだったから」と語った。

 「当時を知る世代にはこの作品はタイムマシンのようなもの。青春時代にあっという間に戻れるのではないだろうか。濃いキャラクターの人たちが、すごい熱量で相手と言葉を交わしていること自体が面白い」と、若い世代にもぜひ見てほしいと訴える。

■本紙も報道

 本紙(当時サンケイ新聞)も討論会翌日(44年5月14日)付朝刊で、「和気あいあいの“対決”」との見出しで、討論会の様子や参加した学生そして三島自身の感想も伝えている。

 「学生たちが前宣伝ほどにかみつかず、三島氏に“全共闘一日参加”を楽しまれた格好だ」「『暴力を無原則的に否定しないという点では、全共闘の諸君と一致する』と三島氏が発言すると、学生側から『異議なし』の声が飛ぶなど、予想されたはげしいやりとりはみられなかった」

 「学生たちの感想は『観念的すぎたが、おもしろかった』『三島氏を粉砕できなかったが、久しぶりに高尚な勉強をした』などとさまざま。『全共闘のゲバルト派は大半が逮捕中。残る書斎派では、三島氏にたちうちできませんよ』と自嘲する学生もいた」

 「討論集会のあと三島氏は『全共闘の招きとあれば、敵にうしろは見せられませんからね。ほかの約束を断って出席した。会場の入り口前に、胸毛なんかはやしたボクのマンガが描いてあり、“東大動物園にいない近代ゴリラ”だの“観賞料”だの書いてあった。あれは資金かせぎのカンパだよ。共感なんかしないが、全共闘って、なかなか個性的な集団だね』といっていた」

 20日から東京・TOHOシネマズシャンテ、大阪ステーションシティシネマなどで全国公開。1時間48分。

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