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【シネマプレビュー】「1917 命をかけた伝令」

 米アカデミー賞の撮影賞など3部門を獲得した注目作の登場だ。「007 スカイフォール」(2012年)のサム・メンデス監督が、第一次世界大戦を舞台に戦場の非情さや無情さを描いた。

 1917年のフランスで、英軍のスコフィールドとブレイクは、作戦中止の伝令に任ぜられる。目指す部隊までの道中は独軍の占領下にあった。

 メンデス監督は一つの場面を、複数のカメラをリレーさせ休みなく撮り続ける「ワンカット撮影」を採用。芝居が途切れないので、観客は主人公に同行しているかのような錯覚に陥る。花咲く戦場を駆け抜ける場面など圧巻だ。

 また、メンデス監督は静と動を巧みに配分した。スティーブン・スピルバーグ監督が「プライベート・ライアン」(1998年)で、やむことのない戦闘場面により観客に戦場の恐怖を思い知らせたのとは対照的だ。メンデス監督は、静謐の時間を極めて詩的に描く。その落差が戦争の非情ぶりを浮き彫りにする。

 14日から東京・TOHOシネマズ日比谷、大阪ステーションシティシネマなどで全国公開。1時間59分。(健)

★★★★

 (★5傑作 4見応え十分 3楽しめる 2惜しい 1がっかり ☆は半分)

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