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群馬・上州この人 映画監督 清水崇さん(47) Jホラー巨匠は繊細なガキ大将

 「その先輩は監督志望だった。悔しくて、『先に監督になってやろう』と思った」

 構想していたサイコサスペンスものがホラーとなり、後に「呪怨」へと発展。劇場版「呪怨2」(15年)の酒井法子さんが出演する和室のシーンで「記念に」と思い、自身の先祖の遺影を使ったが…。

 「モニターの映像にノイズが走って。怖がる酒井さんには『(先祖が)応援してくれているんだよ』『ヒットするよ』と言い聞かせました」

 不思議な出来事は撮影現場以外でも。「助監督が駅のベンチの下で拾った携帯の履歴に僕の名前があって。妹の携帯だったんです」

 公開中の「犬鳴村」は福岡県に実在する心霊スポット「旧犬鳴トンネル」から着想を得た。ヒロイン・奏(かなで、三吉彩花さん)が先祖の因縁で恐ろしい出来事に巻き込まれ、出自の秘密に向き合う物語だ。

 「誰もがあらがえない自分の血筋を感じ取れる映画にしたかった。決してアットホームではないが、ホラーが苦手な人には『ファミリー映画』と言って誘ってくれれば」

しみず・たかし 昭和47年生まれ、前橋市出身。中央高校(現中央中等教育学校)卒業後、近畿大学文芸学部で演劇を専攻。平成10年に監督デビュー。主な作品に「呪怨」シリーズのほか、「稀人(まれびと)」「輪廻」「戦慄迷宮3D」「魔女の宅急便」「ブルーハーツが聴こえる~“少年の詩”」「こどもつかい」など。企画展は3月22日まで。入場無料。水曜休館。

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