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食がテーマ「フードロア」に齊藤工監督「Life in a Box」

「フードロア:Life in a Box」の齊藤工監督(左)と安藤裕子
「フードロア:Life in a Box」の齊藤工監督(左)と安藤裕子

 日本をはじめとするアジア8カ国で、食をテーマとしたエピソードからなるアンソロジーシリーズ「フードロア」が、映画専門の「BS10スターチャンネル」で15、16の両日、正午から放送される。日本から「フードロア:Life in a Box」で参加した齊藤工監督は「外国の人が見ても、言葉がなくても伝わる物語になった」と自信を見せる。

 せわしない東京から離れた電車に偶然居合わせたのは、スランプに陥った絵本作家(安藤裕子)、妻を亡くした男(安田顕)とその娘(川床明日香)、引退したプロレスラー(ザ・グレート・カブキ)。電車の中で彼らの孤独な人生が交錯し、長い間忘れていた、ある食にまつわる記憶が呼び起こされる…。

 「一番撮りたかったのは人の顔だった」と齊藤は振り返る。「皆さんが顔で全て伝わる表現をしてくれて。勝ち負けじゃないけれど『勝ったな』と思いましたね」と笑う。

 齋藤は平成30年夏、西日本豪雨被害のボランティアで広島県を訪問。現地の幼稚園で「給食のおばちゃんたちが、子供たちのご飯だけでなく、僕らにも弁当を持たせてくれた。それが、夏場の労働をしている人間にはちょうどいい塩加減の塩むすびで。手紙のようにおばちゃんたちの思いが伝わり、食べた瞬間、涙が出た」と振り返る。脚本家にその体験を伝え、作品のテーマがおむすびとなったという。

 安藤も中高生の時に祖母が作ってくれていた弁当に「ちょっとしたラブレターのような“思われている実感”があった」と話す。

 劇中の絵本の絵は安藤が手掛け、「ラストシーンも安藤さんの絵に導かれた」と齋藤。「放送後にも映画祭などで作品を上映しようと思う。食にまつわる思いや文化、人を捉えてもらえたら」と話した。(兼松康、写真も)

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