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【よみがえるトキワ荘】復元への歩み(8)駅にレオ像 街にキャラクター降臨

人通りの多い駅構内に設置された「レオ&ライヤ」像=豊島区の西武池袋線東長崎駅(鵜野光博撮影)
人通りの多い駅構内に設置された「レオ&ライヤ」像=豊島区の西武池袋線東長崎駅(鵜野光博撮影)
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 「この街は『漫画の街』と言っている割に、漫画のキャラクターが1個もない」

 手塚治虫らが住んだアパート「トキワ荘」を生かす街づくりに取り組んできた東京都豊島区南長崎の住人の一人は、かつて地域にあった不満をこう振り返る。「トキワ荘」をめぐっては、21年に記念碑、24年に跡地モニュメント、25年に「トキワ荘通りお休み処」がそれぞれ設置され、歩みは着実に進んでいた。しかし、ハードルはまだいくつもあった。

 「次代を担う子供たちにトキワ荘の文化を引き継ぐために、子供が見てすぐ分かる人気キャラクターや漫画作品を活用したいという思いが区にも地域にもあった。建物や漫画家の先生だけだと、子供たちの食いつきが悪いんです」

 当時、区文化観光課の担当者だった上原陽一さん(43)は、不満の背景をそう説明する。

 もう一つの問題は、記念碑などが跡地周辺に集中し、地域的な広がりが少なかったことだ。跡地は西武池袋線の東長崎駅、椎名町駅からそれぞれ徒歩10分以上の場所にあり、街全体の活性化には課題があった。

 「南長崎地区全体を漫画の街にする『南長崎マンガランド構想』についてお話ししたい」

 お休み処開設から1年後の26年12月13日、1周年を記念して現地で開かれたシンポジウムの席上で、高野之夫区長は新構想を披露し、公園や駅などにキャラクター像を順次設置していく方針を示した。これを受けて地域住民は、どの作品の、どのキャラクターを、どこに置くかについて議論を重ね、27年12月、要望書を区に提出した。そして28年4月、「マンガの聖地としま!モニュメント」と名付けられたキャラクター像第1弾となる2つが街に登場する。

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