PR

エンタメ エンタメ

【シネマプレビュー】真実

 昨年、「万引き家族」でカンヌ国際映画祭の最高賞「パルムドール」を受賞した是枝裕和監督の最新作。今回は初めてフランスを舞台に出演者はすべて外国の俳優という日仏共同による作品を手掛けた。

 世界的な大女優、ファビエンヌが出版した自伝「真実」につづられた“嘘”と、つづられなかった“真実”をめぐる、娘や周囲の人々との葛藤や和解を軽妙なタッチで描いた作品。

 大女優役にカトリーヌ・ドヌーヴ、その娘のリュミール役にジュリエット・ビノシュ、テレビ俳優の娘婿役にイーサン・ホークと豪華なキャスティングに目を奪われがちだが、家族をめぐる是枝監督らしい作品に仕上がっている。

 作品の中で多く登場する大女優の邸宅のシーンや日常の何げないやりとりの中に感じられる細部へのこだわり。そして不在の死者が登場し、最終的にグリーフワーク(喪の作業)にもつながっていた。

 ベネチア国際映画祭コンペティション部門オープニング作品に、日本人監督として初選出された。11日から東京・TOHOシネマズ日比谷、大阪・TOHOシネマズ梅田などで全国公開。1時間48分。(啓)

 ★★★★☆(★5傑作 4見応え十分 3楽しめる 2惜しい 1がっかり ☆は半分)

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ