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誰もが楽しめる音楽届け 東京芸大とヤマハ開発「だれでもピアノ」

横浜音祭りでだれでもピアノを体験する女児。伴奏部分は自動で鍵盤が押下されている=6日、横浜市(石井健撮影)
横浜音祭りでだれでもピアノを体験する女児。伴奏部分は自動で鍵盤が押下されている=6日、横浜市(石井健撮影)
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■横浜音祭りで体験も

 手足などが不自由な人でもピアノ演奏を楽しめるよう東京芸術大学と楽器メーカーのヤマハが、ピアノ演奏を補完する仕組みの研究開発に取り組んでいる。その名も「だれでもピアノ」で、横浜市で開催中のイベント「横浜音祭り2019」でも体験することができる。(石井健)

 だれでもピアノは、東京芸大の新井鴎子(おーこ)特任教授(56)が平成27年にヤマハと共同開発した。右手の人さし指1本でショパンの「ノクターン」を弾く支援学校の生徒と出会い、「技術の力で、この子の演奏を補完できないか」と考えたのがきっかけだった。

 新井特任教授らは、ヤマハが製造販売する自動演奏ピアノ「ディスクラビア」の伴奏機能に着目。伴奏用のデータに、次の鍵盤が押下されるまで伴奏の進行を待たせるデジタル制御を加えた。

 このデータをセットしたディスクラビアでは、演奏者が単音で主旋律を弾くと、これに追従してディスクラビアが伴奏を奏でる。指が止まれば伴奏も止まり、動けば伴奏も後続する。演奏者のペースに合わせた伴奏を実現させた。

 「インクルージョン(全員参加)の意味も込めて『だれでもピアノ』と名付けました」と新井特任教授。

 イベントで路上に置くと人が集まり、新井特任教授は「障害のある人も、そうでない人も楽しめる」と確信。だれでもピアノが脳の活性化に与える影響について名古屋大学と共同の研究も始め、高齢者施設などへの設置も検討している。

♪ ♪ ♪

 このだれでもピアノが、「横浜音祭り2019」でも体験できる。横浜市内全域を会場に11月15日まで行われている音楽イベントで、新井特任教授が25年の初回からディレクターを務めている。このため音祭りにも「国境や世代、障害の有無などを超えて、誰もが音楽を楽しめる」というインクルージョンの視点が取り込まれている。

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