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【話の肖像画】第31回世界文化賞受賞 歌舞伎俳優・坂東玉三郎(69)(6)ファン熱狂「孝・玉」ブーム

 「孝・玉」と呼ばれた頃は、仁左衛門さんは30代、私は20代。1日のうちに、4役も5役も勤めていました。大変な生活のなかで戯曲を理解し、お互いを理解する。若い頃からそういう時間をともにしてきましたので、言わず語らずの雰囲気というのが舞台に出るようになったのではないでしょうか。

 仁左衛門さんは相手役としてとてもすばらしくて、しかも繊細な方ですから、立役(たちやく)なりのお気遣いがあったと思います。お互いにあれこれと意見を言い合いながら理解し合っていった、ということが、長く組んでいく秘訣(ひけつ)ではないでしょうか。

 〈2人の当たり役は数多い。『助六(すけろく)』の助六と揚巻(あげまき)、『廓文章(くるわぶんしょう) 吉田屋』(来年1月3日からシネマ歌舞伎で公開)の伊左衛門(いざえもん)と夕霧、『二人椀久(ににんわんきゅう)』の椀屋久兵衛(わんやきゅうべえ)と松山太夫…。恋人同士を演じるとき、客席から、演劇の用語で「じわ」と呼ばれる、声にならない感動のため息が自然とわき起こる〉(聞き手 亀岡典子)

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