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「美輪明宏の世界 ~愛の話とシャンソンと~」 シャンソンは生きていく武器

シャンソンへの思いを語る歌手の美輪明宏さん(提供写真)
シャンソンへの思いを語る歌手の美輪明宏さん(提供写真)

 歌手で俳優の美輪明宏(84)が、今年もシャンソンを歌う公演を行っている。「まがまがしいニュースばかりの今の世の中だからこそ、叙情的なシャンソンを聴いていただくことに意味があると考えています」と語る。

 実家は長崎市内でカフェを営んでいた。隣には映画館、向かいには楽器店。さまざまな音楽に囲まれて育つ中、仏のシャンソン歌手で俳優のティノ・ロッシの歌声に魅了された。戦後、声楽家を目指し、音楽学校に進み15歳で上京したが、家業が倒産し中退。シャンソン喫茶の専属歌手となって三島由紀夫、大江健三郎ら当時の文化人らに絶賛された。

 「天才方が私の歌に注目してくれました。彼らは、性的少数者(LGBT)である私の存在が、排斥すべきものではないということを社会に対して証明してくださったのです」

 だから、シャンソンは「私にとって生きていく上で必要なツール。神様が授けてくださった武器といったようなものなのです」。それから70年近い時が流れ、シャンソンは歌われることが極めて少なくなった。「本家の仏でも大歌手はいなくなり、ラップのような音楽が流行しています」。だが、美輪はシャンソンを歌い続け、どのような愛が歌われているかを舞台から語り続けていく。

 公演「美輪明宏の世界~愛の話とシャンソンと~」は23日まで東京芸術劇場プレイハウス(東京都豊島区)で。(石井健)

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