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中国の劇的な経済発展の裏で 女優チャオ・タオの憂慮

中国映画「帰れない二人」の主演、チャオ・タオさんは「中国人のメンタリティーの変化を理解できる作品だ」と強調した=東京都渋谷区(高橋天地撮影)
中国映画「帰れない二人」の主演、チャオ・タオさんは「中国人のメンタリティーの変化を理解できる作品だ」と強調した=東京都渋谷区(高橋天地撮影)
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 急激な経済成長に伴う中国人の心情の変化を描いてきた中国のジャ・ジャンクー監督(49)の新作「帰れない二人」が6日から東京・渋谷のBunkamuraル・シネマなどで公開された。ヤクザに恋した若い女性を主人公に2001年から17年間の長きにわたる献身的な愛と挫折を見つめた青春物語。ジャ監督の妻で、主演を務めた女優、チャオ・タオ(42)は「社会の劇的な変化に翻弄される恋人たちの思いを実感できるはず」と期待を込める。(WEB編集チーム 高橋天地)

危険な香りを放つ若者にシンパシー

 2001年、炭鉱の街として知られる中国北部・山西省の大同(ダートン)。チャオ(チャオ・タオ)の恋人は大同を仕切るヤクザのビン(リャオ・ファン)。ある日、暴漢に襲われたビンを助けるため、チャオはビンの拳銃を使い威嚇発砲。当局に逮捕されたチャオは「拳銃は自分が拾ったものだ」と言い張り、ともに逮捕されたビンの罪を軽くしようとした。5年後に出所。わずか1年の服役で先に刑期を終えたビンは行方不明に…。

 本作は、昨年5月のカンヌ国際映画祭でコンペティション部門に出品され、最高賞「パルムドール」を競った。ジャ監督にとっては5度目のノミネート。中国人監督で最多ノミネートを記録していた巨匠、チェン・カイコー監督(67)と並んだ。

 自ら脚本を執筆し、故郷山西省の裏社会を題材にしたジャ監督は、中国当局が神経をとがらせる政治的な題材を積極的に取り上げようとした若き日の自分にヒントを得た。「社会の秩序にあらがおうと危険な香りを放つ本作のチャオやビンのような若者に親近感があった」とし、やがては愛憎相半ばする2人の悲恋の物語に仕立てたという。

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