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【寅さん50年 男はつらいよを読む-吉村英夫】(21)さくらの息子を擁護する寅

第44作のロケに臨む左から渥美清、吉田日出子、後藤久美子、吉岡秀隆=平成3年10月30日、鳥取市
第44作のロケに臨む左から渥美清、吉田日出子、後藤久美子、吉岡秀隆=平成3年10月30日、鳥取市

 寅次郎はいい加減なところが多く、風の吹くまま気の向くままに生きている。いま白といったのに、次の瞬間に黒としても平然としている。その時々の自分の感性と正邪善悪の直感的判断がすべて。

 だが寅は、家族を守るという点ではブレがない。身内同士でどれだけケンカをしても、敷居をまたいで一歩外に出れば、敢然と妹さくら(倍賞千恵子)や、おいの満男(吉岡秀隆)を擁護する。

 その寅が、一世一代の口上で満男を守るのが、第42作『ぼくの伯父さん』。寅も年を重ね、事実、渥美清も還暦を過ぎ、彼の恋物語だけではリアリティーに欠けるという理由で、満男が前面に出てくる。寅さん二代目になるのだろうか、その最初である。満男が恋する及川泉を演じるのが後藤久美子であり、「ゴクミシリーズ」と言い習わす。計5作品。

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