PR

エンタメ エンタメ

韓国工作員が北朝鮮潜入、金正日氏と面会…実話もとにした映画公開中

「工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男」の一場面。事業家を装うパク(左)は外貨獲得を目論むリ所長(右)に接触を図る (C) 2018 CJ ENM CORPORATION ALL RIGHTS RESERVED
「工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男」の一場面。事業家を装うパク(左)は外貨獲得を目論むリ所長(右)に接触を図る (C) 2018 CJ ENM CORPORATION ALL RIGHTS RESERVED
その他の写真を見る(1/3枚)

 韓国の裏社会を活写してきたユン・ジョンビン監督(38)の新作「工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男」(公開中)は政治サスペンス。北朝鮮に潜入した実在の韓国工作員の実像に迫り、大義を弄び暴走する国家の欺瞞(ぎまん)を問いかける。ユン監督は「元工作員本人への取材をベースに脚本を執筆した。中身は実話だ」と力が入る。(WEB編集チーム 高橋天地)

知られざる事実の積み重ね

 北朝鮮の核開発をめぐり米朝の対立が激化した1990年代のソウル。韓国陸軍のパク・ソギョン少佐(ファン・ジョンミン)は情報機関「国家安全企画部(安企部)」(現・国家情報院)にスカウトされ、北朝鮮潜入の任務を負う。目的は核兵器保有の有無を確認することだ。

 黒金星のコードネームを与えられ、事業家を装ったパクは北京へ。北朝鮮の外貨獲得責任者、対外経済委員会のリ・ミョンウン所長(イ・ソンミン)に接触し、南北共同での広告事業を提案する。

 「別の映画製作の準備で黒金星の存在を知った。力強い生き方にひかれ、映画化に動いた」とユン監督。祖国の大義を命がけで実現しようとするパクとリ所長の妥協のない生き方と国家の闇-。ユン監督は緻密かつスリリングに解き明かしていく。

「工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男」の一場面。核施設があるとされる寧辺への接近を図るパク(左)。リ所長(右)は難色を示す (C) 2018 CJ ENM CORPORATION ALL RIGHTS RESERVED
「工作 黒金星(ブラック・ヴィーナス)と呼ばれた男」の一場面。核施設があるとされる寧辺への接近を図るパク(左)。リ所長(右)は難色を示す (C) 2018 CJ ENM CORPORATION ALL RIGHTS RESERVED
その他の写真を見る(2/3枚)

 映画は昨年5月のカンヌ国際映画祭でワールドプレミアを迎えた後、同8月に韓国で公開され大ヒット。多くの映画賞に輝いた。

金正日総書記との接見

 スパイ映画にありがちな派手なアクションは最後まで登場しない。特に最初の1時間は地道な工作活動の描写が中心。パクがスパイ検査をかわしつつ、リ所長らの懐に食い込んでいく。

 それでもユン監督は観客を席にとどめてめておく自信があった。「パクが何年もかけて築いた事実の積み重ねが、やがては現代史を大きく動かすできごとへとつながっていく。期待と新鮮な驚きがあるからだ」

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ