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もがく中年男をありのままに ジル・ルルーシュ監督「シンク・オア・スイム-イチかバチか俺たちの夢-」

 海水パンツ1枚になるシーンも多かったが、監督は「俳優陣には体重を落としたり、筋力トレーニングはせず、中年体形そのままの姿で出演してほしいとお願いした。美しい肉体ではなくありのままの姿の中に、観客も自分の姿を発見できるのではないか」と話した。

 それなりに長く生きていれば悩みや問題を抱え、何となく人生を半分あきらめているところもあるだろう。“中年期”は思春期以上にやっかいな時期との見方もできる。

 鬱病で会社も退職し引きこもりがちのベルトラン、母親や妻と険悪ですぐにぶち切れるロラン、経営能力がないという現実を直視できないマルキュス、ロック歌手の夢を追い続けるシモン、恋愛経験もなくいつもひとりぼっちのティエリー…と、さまざまなタイプの中年男性が登場する。

 少し体を動かしただけですぐに息もあがる、さえない中年男性たちが必死にシンクロに取り組む姿に、何だかいとおしささえも感じる。東京・新宿ピカデリー、大阪ステーションシティシネマなどで全国公開。(水沼啓子)

あらすじ 地元の男子シンクロナイズドスイミングチームに所属するおじさんたちが公営プールを舞台に、世界選手権の金メダルを目指して奮闘する姿を描いたヒューマン・コメディー。チームのメンバーはみな家庭や仕事、将来に何らかの不安や悩みを抱える、一癖も二癖もある中年男性たち。事故で車椅子生活を送る元シンクロ選手の女性コーチにしごかれながら、シンクロを通じて人生の再起を図る。

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