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【TVクリップ】「監察医 朝顔」上野樹里 「女性ならではの寄り添い方で」

女優の上野樹里
女優の上野樹里

 「かなり長い間、旅をして帰ってきたような感じです」。自身の代表作である「のだめカンタービレ」以来、13年ぶりとなる「月9(げつく)ドラマ」での主演だ。

 演じるのは遺体の死因を究明する新米の法医学者、万木朝顔(まき・あさがお)。母親が実家のある東北の海沿いの街に帰省中だった平成23年3月11日、東日本大震災で行方不明になったままという過去を抱え、遺体すら見つかっていない悲しみはそのまま、朝顔の揺るぎない仕事上の信念へと結びついている。“なぜ亡くなったか分からない不詳の死”にしない-。

 作中で朝顔は解剖時、遺体に向かって「教えてください。お願いします」と必ずささやきかけるという。「誠意を持って解剖し、医者として死因をしっかり出す難しい仕事。時間との闘いもありますが、絶対なる証拠が隠れているので、どこまでできるかという自分との闘いでもある」と解釈して役に臨んでいる。

 父親で刑事の平(たいら)役を務めるのは時任三郎。自身が主演したNHKの大河ドラマ「江(ごう)~姫たちの戦国~」でも時任は父親役だったが、生まれた直後に自害する設定だったため実質、共演シーンはなかった。今回の共演実現に「実際、時任さんと現場にいても和やか。初共演がこの作品で良かった」と素直に喜ぶ。

 時間があれば東北に妻の遺体を捜しにいく平は、父親としてのみならず、仕事相手としても朝顔を見守る。その朝顔が向き合うのは遺体だけではない。「ご遺族に対しても女性ならではの寄り添い方はできると思う。朝顔が本当に一人前の法医学者としてどんなふうに成長していくのかをしっかり見せられたらいい」

 今作で伝えたいメッセージについて、「災害国・日本でたくさんの苦しみを抱えて生きている人たちのことも忘れず、みんなで助け合い、明るく生きていくためにできることがある。朝顔を通して報われない気持ち、悲しみ、孤独を共有できるきっかけになり、温かい国になってくれればうれしい」と期待を込める。

 “朝顔”というちょっと変わった名前に「最初は朝顔とか平には、なじめないかなと思った。でも今ではすごい愛着のある名前。朝顔の花のように朝日が出たら素直にパーって開いて上を向いて生きていけるような、みなさんが共感して朝顔と一緒に笑ったり泣いたりして過ごしていただける夏になればいいな」。はじける笑顔がまぶしい。  (大塚創造)

うえの・じゅり 昭和61年、兵庫県生まれ。平成14年にNHKのドラマで女優としてデビューした。16年の主演映画「スウィングガールズ」で注目を集めた。主演を務めた18年のフジテレビ系ドラマ「のだめカンタービレ」は映画化もされるなど大ブレーク。19年には「のだめ-」の劇中歌「おなら体操」で歌手としてもデビューを果たした。趣味は音楽鑑賞と料理、特技は陸上短距離とテナーサックス。

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