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【父の教え】国際政治学者・三浦瑠麗さん 学者としての視座与えてくれた

 三浦さんは東大在学中に結婚。大学院に進み、国際政治を学んだ。著書の「シビリアンの戦争」では、軍人が戦争に消極的で、シビリアン(文民)側が戦争に積極的という逆説を論じたが、研究者として独特の視点を持つきっかけは、良久さんだったという。

 心理学の教員だった良久さんは、防大の教え子の相談に乗っていた。家庭で学生たちの話題が出ることもあった。

 「自衛隊について早いうちから、偏見なく知ることができた。概念としてではなく、等身大の存在と捉えられた。国際政治のなかで、人が見ないところを見ていたんです。研究者としての視座につながったんでしょうね」

 結婚を機に反発心は薄れ、「今では大人な父娘関係」だ。テレビ番組での三浦さんのコメントに対し、良久さんは「その通り」と共感したポイントをメールで送ってくれる。議論好きは変わらないが、「私の返事は『ありがとう!』で終わり。ほどよきところで逃げ出さないと」。

 今の距離感がちょうどいいが、「孫もかわいがってくれるし、父も好々爺になりました。もうちょっと実家に帰ってあげようかな」と笑顔があふれた。(油原聡子)

 ≪メッセージ≫

 定年を迎えたら、子供を養う義務から離れ、やりたいことをやって、遊ぶだけ遊んで、学ぶだけ学んでください

【プロフィル】濱村良久

 はまむら・よしひさ 昭和30年、福岡県生まれ。東大在学中に結婚、5人の子供に恵まれる。同大大学院人文科学研究科を修了後、東大助手を経て、防衛大学校人間文化学科教授。専門分野は心理学。

【プロフィル】三浦瑠麗

 みうら・るり 昭和55年、神奈川県生まれ。東大大学院法学政治学研究科修了。博士(法学)。山猫総合研究所代表。著書に「シビリアンの戦争-デモクラシーが攻撃的になるとき」(岩波書店)「孤独の意味も、女であることの味わいも」(新潮社)など。

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