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認知症の母追った映画、テレビに「帰還」 来月21日、CS放送 信友直子監督

映画「ぼけますから、よろしくお願いします。」のテレビ初放送で、「介護で映画館に行けなかった人にも見てほしい」と語る信友直子監督
映画「ぼけますから、よろしくお願いします。」のテレビ初放送で、「介護で映画館に行けなかった人にも見てほしい」と語る信友直子監督

 ■介護の日々、改めて共感

 認知症の母を撮影したドキュメンタリーが、完全版となってテレビに“帰還”-。昨年11月公開のドキュメンタリー映画「ぼけますから、よろしくお願いします。」が7月21日午後9時から、テレビ(CS放送「日本映画専門チャンネル」)で初放送される。信友直子監督は「(介護などで)いちばん大変な人は映画館には来られなかったと思うけど、そういう人たちに見てほしい」と願いを込める。(兼松康)

 「認知症だから出てくる笑えるエピソードもある。ちょっと不謹慎かもしれないけれど、認知症になった以上、どういうふうに楽しい面を見て、生きていけるかの工夫だと思います」

 信友監督が自身の作品について解説する。

 もともとは平成28年、フジテレビ/関西テレビの「Mr.サンデー」で、2週にわたって組まれた特集。それが追加取材をへて映画化され、今回、改めてテレビに戻ってくる形だ。

 「『Mr.サンデー』の前は、私自身も(他人に話せずに)煮詰まっていた。この映画を見に行った人同士が、(認知症などの)話をするきっかけになったことが良かった」と話す。

 自身がドキュメンタリー番組を手がけるテレビディレクターだからこそ、記録できたこの作品。カメラという道具を使うことで家庭内の状況を客観視できた。「一歩引いて深呼吸するような気持ちになること」も大事な要素だったという。

 「Mr.サンデー」で取材する前までは、「父母も私も3人で何とかしようと思い、社会的引きこもりみたいな感じだった。両親に対し、娘がどうこう言うのはかわいそうという思いもあった」と明かす。だが、認知症の取材などを通じて得た知識や、介護サービスのヘルパーらと築き上げた人間関係から、「壁は厚かったけれど、崩れていくと早かった」と振り返る。「現実はドラマと違う。きれいなことだけじゃない」

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