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大英博物館でManga展(下) 「漫画を世界文化遺産に」今後は「萌え」も?

展示は日英“共同作品”

 同展開催のきっかけは約10年前にさかのぼる。キュレーターのニコル・クーリッジ・ルマニエールさん=イーストアングリア大教授=は以前から、伝奇や考古学の要素を織り込んだ作風で知られる星野之宣(ゆきのぶ)さんの作品にひかれており、2009年に大英博物館で紹介。このときは小規模の展覧会だったが、好評を博した。

 続いて、星野さんと巨匠・ちばてつやさん、『聖☆おにいさん』で知られる中村光さんの3人を特集した展示を15年に開催。約10万人の客足を記録し、自信を深めた。「もっと大きな展示ができるのでは、と考えたのが(Manga展の)きっかけです」(ニコルさん)

 海外では史上最大規模となった同展。出版関係者からは、漫画というメディアに日常的に慣れ親しんでいる日本でも、ここまで大規模かつ体系的な展覧会は開催できないのでは、という意見も聞かれた。海外での文化普及という“大義名分”があったからこそ、漫画家や各出版社などが協力体制を築けた-というのだ。ただ、同展成立を成し遂げた原動力は、やはりニコルさんらキュレーターをはじめ関係者の熱意にあった。

 「開催までに何度も日本に行き、漫画家、編集者、出版社などの皆さんと話し合いを進め、少しずつ内容を高めていきました。展示場所こそ大英ですが、この展覧会は日本と英国の“共同作品”なのです」。ニコルさんはこう強調する。

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