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大英博物館でManga展(上) 国外で史上最大規模、河鍋暁斎からコミケまで

 続いて取り上げるのは、漫画の歴史だ。まず、「漫画の原点」の一つとして幕末・明治期の浮世絵師、河鍋暁斎(きょうさい)の描いた歌舞伎の引き幕「新富座妖怪引幕」を展示。全長約17メートルの同作は会場で異様な迫力を見せている。さらに、「近代日本漫画の祖」とされる北沢楽天や、ストーリー漫画の基礎を築いた岡本一平、「漫画の神様」手塚治虫らの功績を紹介。江戸時代の絵草紙屋のにぎわいや米ディズニーからの影響も合わせ、漫画の歴史を体系的に学べる。

コスプレ、コミケも

 見どころはここからだ。手塚の『鉄腕アトム』、高橋陽一さんの『キャプテン翼』、鳥山明さんの『ドラゴンボール』、尾田栄一郎さんの『ワンピース』…。戦後の日本漫画を牽引(けんいん)してきた作家たち約50人の作品や原画約240点が並んでおり、圧巻の内容だ。

 いわゆるメジャー作品だけではない。夢の中の風景を描いたような独自の作風のpanpanya(パンパンヤ)さんの作品や、同性婚を扱った田亀源五郎さんの作品もある。ボーイズラブ(BL)の紹介もきっちり押さえていた。

 「漫画は好きだけど、『AKIRA』(大友克洋さん)など一部の作品しか読んでいなかった。この展覧会で面白そうな作品や、漫画の歴史を知ることができてよかった」。会場を訪れていたロンドン在住のティム・シェンダルさんは笑顔で語った。

 漫画から派生し、独自の成長を遂げた文化も取り上げている。例えば、好きなキャラクターの格好をするコスプレ文化。国内最大規模の同人誌即売会「コミックマーケット」(コミケ)も詳しく解説しており、人気同人ゲーム「東方Project」(ZUNさん原作)をモチーフとした同人誌や絵巻物も展示されていた。 

     ◇

 「Manga」展は8月26日まで。会期中無休。大人19・5ポンド(約2700円)。

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