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【長野放送・アナウンサーコラム】「四半世紀の果てに」 宮本利之

宮本利之アナウンサー
宮本利之アナウンサー

 人に自慢できることがあるとすれば、物を大切に長く使うことに尽きます。

 挙げればキリがありませんが、小学校低学年の時に買ってもらったグローブは、大学の頃まで草野球で使っていました。大学時代に着ていたスタジアムジャンパーやダッフルコートは今でも、クローゼットに仲良く並んでいます。社会人3年目に買ったお気に入りの靴は、現在3回目の修理に出していて、もうすぐ手元に戻ってきます。

 さて、25年間使ってきて、先日壊れてしまったものがあります。アナウンサーの必需品の1つで、自分の耳の穴の型を取って作った「イヤホン」です。世界にこれしかないのです。

 ビニール製のチューブが経年劣化で硬くなり、ある瞬間にあっけなく割れてしまったのです。もう使えなくなったイヤホンを見つめていると、ふいに「大きな古時計」の詞とメロディーが頭の中に流れてきました。

 アナウンサーになってから長い歳月をともに過ごした「同志」は、今デスクの引き出しの中で静かに眠っています。

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