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【クリップボード】カンヌ最高賞 ポン・ジュノ監督「格差を率直に」

ポン・ジュノ監督
ポン・ジュノ監督

 韓国映画で初めてカンヌ国際映画祭コンペティション部門の最高賞パルムドールを受賞した「パラサイト」のポン・ジュノ監督(49)が5月28日、ソウルで記者会見し「裕福な者と貧しい者の姿を、率直かつ写実的に撮りたかった」と述べ、韓国の格差問題と人間の尊厳をテーマにしたと語った。

 作品は、全員が失業中の貧しい一家が、裕福な家庭に侵食していく様子を描いている。ポン監督は、こうした極端に離れた社会階層の家庭は「われわれの周辺にもよくいる人々の姿だ」と指摘。「人間に対する尊厳や礼儀をどこまで保てるか」によって、両者の関わり方は「寄生」と「共生」に分かれると説明した。

 2席に当たる審査員特別大賞(グランプリ)はマティ・ディオップ監督の「アトランティック」。また、映画「太陽がいっぱい」などで知られる俳優、アラン・ドロンさんが「名誉パルムドール」を受賞。他の受賞作と受賞者は次の通り。

 監督賞=ダルデンヌ兄弟(「ヤング・アフメド」)▽女優賞=エミリー・ビーチャム(「リトル・ジョー」)▽男優賞=アントニオ・バンデラス(「ペイン・アンド・グローリー」)▽審査員賞=「レ・ミゼラブル」(ラジ・リ監督)、「バクラウ」(クレベール・メンドンサ・フィロ監督、ジュリアノ・ドルネルス監督)▽脚本賞=セリーヌ・シアマ(「炎の貴婦人の肖像」)(共同)

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