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乳児虐待に迫る「坂の途中の家」 柴咲コウ「身近な問題、見つめ直して」

 子供への虐待事件が後を絶たず、1人で育児や家事を背負う「ワンオペ育児」など子育ての過酷さに関心が集まっている。乳児虐待事件の裁判員となった主婦の視点でこの問題に迫る連続ドラマW「坂の途中の家」(WOWOWで放送中、土曜午後10時)に主演する柴咲コウ(37)は、「身近な問題をもう一度見つめ直してほしい」と話す。

 原作は角田光代の同名小説。主人公の山咲里沙子は3歳の娘を持つ主婦だ。平穏に暮らしていたが、同じ年頃の主婦が生後8カ月の娘を虐待死させた事件の補充裁判員になる。最初は被告の安藤水穂(水野美紀)に嫌悪感を抱いていたが、次第に自分の境遇を重ね合わせて考えるようになる。

 現実社会でも、幼い三つ子の次男を死なせた母親の実刑判決が話題になった。大河ドラマ「おんな城主 直虎」以来、2年ぶりの連続ドラマ主演で、センセーショナルな問題を扱った同作を選ぶのは勇気が必要だったのでは。「現実に事件があったから引き受けない、というのはおかしい」と話し、「問題が浮き彫りになっているときに演じる意味はある」と言い切る。

 演じる里沙子は、育児ストレスや夫との関係、義父母からの重圧や実母との確執を抱えながら、普通の「良き妻」「良き母」であらねばならないという苦悩と向き合っている。「多くの女性が(押しつけられた)『普通』に苦しんでいるということを、里沙子を通して改めて考えさせられている」という。「例えば『普通に考えれば~』なんて、何気なく使っている言葉だけれど、普通って何なのでしょうね」と問いかけ、同作は「(人を苦しめる)不必要な固定観念を見直すいい機会になると思う」と笑顔で話した。(三宅令)

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