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「翔んで埼玉」の都庁前ロケの舞台裏 3日間の道路完全封鎖の迫力

都庁通りを全面封鎖し行われた「翔んで埼玉」のロケ(東京ロケーションボックス提供)
都庁通りを全面封鎖し行われた「翔んで埼玉」のロケ(東京ロケーションボックス提供)
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 東京が今度は、映画の舞台としても飛躍を遂げようとしている。これまで街頭での大規模撮影では警察や消防などの許可が下りにくかったが、東京観光財団が運営するフィルムコミッション(FC)「東京ロケーションボックス」が支援に乗り出し、次々に都内各地がロケに使われた作品が誕生。最近、「埼玉いじり」で注目を浴びている「翔んで埼玉」(武内英樹監督)でも、新宿区の都庁前の道路が全面封鎖されてロケが敢行された。FC関係者は人気作品のロケ地が新たな観光資源になると、意気込んでいる。(吉沢智美)

 東京ロケーションボックスは平成13年に都が設立。その後、公益財団法人の東京観光財団(新宿区)に業務委託された。円滑に撮影ができるよう、ロケ地探しから撮影当日までさまざまな形で支援に乗り出しており、関わった映画やドラマは70作品以上。28年公開の話題作「シン・ゴジラ」(庵野秀明総監督)や昨年に公開され、仏カンヌ国際映画祭の最高賞を受賞した「万引き家族」(是枝裕和監督)なども支援した。

 これまでも都内各地を舞台にした作品はあったが、制作側が独自に撮影申請を行っていたため、施設や道路などの使用許可までのハードルは高かった。撮影期間や予算も限られており、撮影をあきらめるケースも多発。今年3月に取材に応じた東京ロケーションボックスの後藤久課長(当時)は「映画は東京が舞台だけれど、撮影ができないために地方で撮影してしまうことがあった」と話す。

 公式HPにはすでに学校やホテル、病院などの用途別や場所別に約1700地点の撮影可能な候補地がアップされており、支援作品は増加。その中で「翔んで埼玉」の物語終盤で都庁前の道路を全面封鎖して大規模ロケを敢行した実績は、飛躍への新たなきっかけになりそうだ。

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