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マンガ大賞2019に「彼方のアストラ」 企画会議で“ボツ”からの大逆転

 書店員や漫画ファンが選ぶ「マンガ大賞2019」(同賞実行委員会主催)の授賞式が19日、東京都千代田区のニッポン放送で開かれ、篠原健太さん(45)の「彼方(かなた)のアストラ」(集英社)が大賞に選ばれた。篠原さんによると、同作は一度、編集会議で企画案を却下される“ボツ”を食らっており、大逆転での受賞となった。

 受賞作は、宇宙旅行に出た9人の少年少女が協力して帰還を目指すSF作品。平成28~29年、漫画アプリ「少年ジャンプ+(プラス)」で連載され、単行本5巻が刊行された。アニメ化も決まっている。

 篠原さんは19年、学園コメディー漫画「SKET DANCE」(週刊少年ジャンプ)でデビュー。受賞作の執筆のきっかけについて、「(同作と)全く違うものを描きたいと思った。一年かけて温めた別の企画をボツにした数時間後、『宇宙』『遭難した子供たちが帰ってくる』というキーワードが頭に浮かんだ」と振り返る。

 ただ、週刊少年ジャンプ編集部からの反応は想定外だった。篠原さんは「『一発企画ボツ』という“大爆死”を食らった。違う企画を一からやり直したが、どうしても(受賞作を)やりたいという気持ちが強かった」と説明。掲載の場を「少年ジャンプ+」に移したところ、続きが気になるストーリー展開など、作品としての完成度の高さが評価された。

 篠原さんは「今思うと、(当初企画の設定は)面白くなく、あのままだったら間違いなく打ち切られていた。編集部の判断は間違っていなかった」と語った。

 同賞は20年、漫画ファン有志が設立。前年に発売され、単行本の発行巻数が最大8巻までの作品が選考対象となる。編集者ら漫画制作に携わる人は賞に関わらないのが特徴で、作品本位の選考が年々評価を高めている。今回は、94人の選考員が一次選考に参加した。

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