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BSフジ「プライムニュース」ネット同時配信 権利処理やCM契約…課題探る

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同時配信の仕組み
同時配信の仕組み

 BSフジ(亀山千広社長)が1日から、大型報道番組「BSフジLIVE プライムニュース」(月~金曜午後8時)のインターネットでの同時配信を始めた。技術的問題や権利処理に加え、CM契約など民放特有の課題についても検証し、今後の同時配信の拡大に備えて知見を蓄積するのが狙いだ。(大塚創造)

 急速に進む放送と通信の融合を背景に、BSフジは同時配信に乗り出した。民放キー局系のBSテレビ局が、レギュラー番組で同時配信を行うのは今回が初めてとなる。

 番組を同時配信する課題としては、安定して届けるための技術的問題のほか、同時配信が著作物の2次利用に当たるため、出演者らの許諾を得る権利処理が必要となる。権利処理ができない場合、許諾の得られている別の番組に差し替えて配信することになる。

 また、スポンサーとのCM契約はテレビ放送を前提としている。BSフジは今回、スポンサーから追加の広告料を取るが、民放キー局などで同時配信が拡大した場合のCM契約の在り方に関する議論は深まっていない。キー局の同時配信で地方の系列局の視聴率が下がり、広告収入の減少につながる恐れもある。

 ただ、BSは地上波と異なり、もともと全国放送のため系列局への影響も小さいことから、BSフジは今回の取り組みで、権利処理やCM契約などについての知見を蓄積する方針だ。

 キー局ではこれまで技術的検証のため合同で同時配信を試みるなどしているが、番組をネットでも常に流す常時同時配信は「事業性の観点から乗り出す考えは現時点ではない」(キー局幹部)のが実情だ。

 一方、NHKは2020年東京五輪・パラリンピックを見据え、常時同時配信の平成31年度中の実現を目指している。キー局はNHKの常時同時配信による民業圧迫にも警戒しながら、同時配信拡大への備えを進めるとみられる。

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