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三島由紀夫作「熱帯樹」に演出家・小川絵梨子が挑む 家族というミステリー構築 17日から東京公演

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 昨年9月に最年少で新国立劇場の演劇芸術監督に就任した。今年10月からは、個人と国家など「1人の人間と1つの集合体」に着目した「ことぜん(個と全)」シリーズ3作を上演する。それぞれがSNS(会員制交流サイト)などで意見を表明し、個が際立つ現代社会だからこそ、個人が集合体のなかで生きることの軋轢(あつれき)や葛藤、相互作用や関係性に興味を持つ。

 今作の演出の根底にあるのも、人間の営みに対する興味だ。「熱帯樹は密生して根がすごく伸びていて、隣の人の養分を吸ってでも、たくましく生きるイメージが強い」と話す。

 物語について「家族という“ミステリー”のなかでお互いの養分を吸いあって生きている。それは悪いばかりではなく、補完し合い、かかわり合いながら生きているということ」と解釈する。

 魅力的なキャラクターを作りあげられたぶん、今の観客に共感してもらえると信じている。「えぐいし、醜いところもある登場人物たちを拒絶するのではなく、『ああ、わかる』と思ってもらえれば」といい、「嫌な部分も肯定的に捉えられ、見た人の日常を好転させることができるような、そんな舞台にしたい」と笑った。

 3月8日まで。世田谷パブリックシアター、03・5432・1515。

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