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吉永小百合さんに聞く(下)「青い山脈」石坂洋次郎への思い

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吉永小百合さんのサイン=横手市の石坂洋次郎記念文学館(藤沢志穂子撮影)
吉永小百合さんのサイン=横手市の石坂洋次郎記念文学館(藤沢志穂子撮影)

 石坂は、吉永さんの映画撮影の現場をよく訪れ、会話した。最も印象的だったのは映画「ロミオとジュリエット」(1968年製作、フランコ・ゼフィレッリ監督)が封切られた直後のこと。主演のオリビア・ハッセーを「『あの怖いボインボインが』と、すごく気に入っていらした。若々しい感覚をお持ちでした」。

 石坂作品は現在、ほとんどが絶版だ。「先生の本が本屋さんから消えているのが、私にとっては悲しくて残念なことです。『女性上位』が、そんなに目新しいことではなくなった。『時代が追いついて特別なものではなくなった』といったことを、(評論家の)長部日出雄さんがおっしゃっていました。でも、とても面白いですし、若い人にもぜひ読んでほしい。また蘇ると思っています」

1986年10月の石坂洋次郎氏の葬儀で、吉永小百合さんが読んだ自筆の弔辞=横手市の石坂洋次郎記念文学館(藤沢志穂子撮影)
1986年10月の石坂洋次郎氏の葬儀で、吉永小百合さんが読んだ自筆の弔辞=横手市の石坂洋次郎記念文学館(藤沢志穂子撮影)

 121本目の映画製作が最近、発表された。「後ろを振り返らないタイプ」という。しかし、石坂作品へのこだわりは強い。「秋田県で『石坂週間』などを行って、私の出演した映画も見ていただければうれしい」

 リバイバルの例として、石坂作品でたびたび共演した女優、芦川いづみを挙げる。引退して長い年月がたっても根強い人気があり、今も特集上映が組まれ、昨年にはDVDも再発売された。「石坂先生の作品も、ちょっとしたきっかけがあれば再び見ていただけると思います」

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