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【聴きたい!】クラシック名盤 ヘンデル「オンブラ・マイ・フ」~オペラ「セルセ」より

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ヘンデル「オンブラ・マイ・フ」CD
ヘンデル「オンブラ・マイ・フ」CD

 ■プラタナスに語りかける名旋律

 1738年、50代前半のヘンデルが発表したオペラ「セルセ」は不評だった。かつてロンドン中を魅了した彼の音楽も次第に聴衆の趣味に合わなくなっていた。この後、オラトリオの分野で創作が進み、「メサイア」などの傑作が生まれていく。

 物語は、古代ペルシャの実在の王セルセと周囲の人々の恋や嫉妬が複雑に絡み合って、コミカルに描かれる。オペラ自体はその後、200年近くも忘れられたが、唯一、第1幕冒頭のセルセのアリア「オンブラ・マイ・フ(懐かしき木陰よ)」だけは歌い継がれてきた。「こんな木陰は今までなかった。穏やかで甘く優しい木陰よ…」とプラタナスの木に、ひとりしみじみと語りかける。

 この曲は「ヘンデルのラルゴ」としても知られ、オペラ「リナルド」のアリア「涙、流るるままに」と並ぶヘンデル最高の名旋律。当代きってのカウンターテノール、ファジョーリとイル・ポモ・ドーロの「ヘンデル・アリア集」で。(モーストリー・クラシック編集部 寺田俊也)(ユニバーサル 3024円)

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