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4K・8K 12月からスタート 普及率向上が課題

4K・8K放送の画質
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 超高精細映像の4Kと8Kの衛星放送が12月1日午前10時に始まる。視聴者はこれまで以上に臨場感ある映像を家庭で見られるようになる。ただ、4Kの世帯普及率は1割に届いておらず、いかに魅力的な番組をそろえて向上させていくかが放送業界全体の今後の課題だ。(大塚創造)

 「放送の新たな時代の幕開けとなり、超高精細映像でこれまで見たこともない世界が繰り広げられるのではないかと期待している」

 NHKの上田良一会長がそう話すように、今の放送の主流は2Kで、画面を構成する光の点(画素)の数は約207万画素だが、4Kでは4倍の約829万画素、8Kでは16倍の約3300万画素となる。画素数が増えるほどより臨場感がある映像を見られる。

 4KはNHKと民放キー局(日本テレビを除く)系のBS4局、テレビショッピングや映画の専門チャンネルなど16チャンネルで放送が始まる。8KはNHKのみの1チャンネルで、世界初放送となる。BS日テレ(平成31年12月~)とWOWOW(32年12月~)も4K放送を予定している。

 視聴するには対応するアンテナのほか、チューナー内蔵テレビか、対応テレビと外付けのチューナーなどが必要となる。

 家電量販大手のビックカメラによると、4K対応テレビでは50型が売れ筋で、画面が液晶で15万円前後、有機ELで30万円超。これに3万円ほどの外付けチューナーが必要となる。チューナー内蔵4Kテレビは50型で14万~28万円、チューナー内蔵8Kテレビは60型で約74万円。ビックカメラでは「今冬のボーナス商戦に加え、2020年の東京五輪に向けてテレビ買い替え熱が高まっていくと期待している」と話す。

 NHKでは、4Kで午前6時から午前0時まで毎日18時間、8Kで午前10時から午後10時10分まで毎日12時間10分、それぞれ原則として4K・8K制作の番組を独自編成して放送する。

 4Kでは、月曜日=エンターテインメント、火曜日=サイエンスといったように、平日はジャンル別に地上波やBSの人気番組を4Kで制作して編成。来年の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」も4K制作しており、NHK総合に先行して毎週日曜午前9時から放送する。

 一方、民放BS4局は基本的に、現行のBSで放送している番組を4Kでも放送。各局とも大型報道番組やドラマなど、一部番組を4K制作で放送するところからスタートする。一部では通販番組など4K独自の編成も行われる。

 民放キー局などでつくる「放送サービス高度化推進協会(A-PAB)」によると、4Kテレビの出荷台数は今年9月で500万台を超え、世帯普及率は9%超。A-PAB幹部は「浸透しているかというとなかなか厳しい状況」と吐露。ただ、今後もメーカーからは関連機器が順次発売される予定で、「放送が始まればいよいよ勝負どころ」と4Kの魅力をアピールして普及率向上を図る方針だ。

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