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東京国際映画祭 役所広司特集上映 俳優40年、尽きない映画愛

「もっといろいろなジャンルの映画に出たいし、監督もまたやりたいですね」と意欲満々の役所広司 (三尾郁恵撮影)
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 多数の作品で卓越した演技力を発揮し、今や日本映画の顔となった役所広司(62)。東京・六本木などで開催中の東京国際映画祭で、きょう26日と27日の2日間、特集上映「映画俳優 役所広司」が行われる。俳優を志して40年。役所は「あっという間の出来事で夢のようです」と振り返る。(岡本耕治)

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 上映作品は、日本アカデミー賞最優秀主演男優賞など多くの賞に輝いた「Shall we(シャル・ウィー) ダンス?」や1997年に仏カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを獲得した「うなぎ」など5本で、自身も選定に参加。特に社交ダンスと出会って毎日が輝き始める男を描いた「Shall we…」は思い入れが深い。

 「世界中で見られていて、仏の田舎で『あの映画に出ていた人?』と話しかけられたこともありました。3カ月続いたダンスの特訓はつらかったけれど、ハリウッドでリメークもされた。外せない一本です」

 自分を裏切った妻を殺害した男の再生を描く「うなぎ」は、「低予算で、現場に(名匠の)今村監督のためにがんばろう、映画作りを楽しもうという雰囲気が満ちていた」。カンヌでは今村監督の代理でトロフィーを受け取ったが「呼ばれて壇上に上がっただけ。どれだけすごいことか分かってなかった」と笑う。

 監督たちが口をそろえるのが、役柄に対する理解の深さだ。秘訣(ひけつ)は「何度も脚本を読むこと」に尽きる。

 「しっくりこずに言いにくい台詞(せりふ)があると、そこに到達する気持ちの流れを見つけるため、脚本をひたすら読み返しますね」

 映画の公開規模が巨大化し、「製作費1億~2億円程度の低予算映画が非常に少なくなっている」点を憂慮している。しかし、今年、製作費約300万円の「カメラを止めるな!」が大ヒット。「勇気づけられた。自主映画でも誰も見たことがないような作品が作れる時代。僕もそんなチームで働きたい」と尽きぬ映画への愛を語った。

 上映の詳細は公式サイト(https://2018.tiff-jp.net/)まで。

                   

【プロフィル】役所広司(やくしょ・こうじ) 昭和31年、長崎県出身。東京都千代田区役所を経て53年、仲代達矢主宰の「無名塾」に入塾。出演作は「KAMIKAZE TAXI」「金融腐蝕列島 呪縛」など多数。「バベル」(2007年)など海外作品にも出演。監督作に「ガマの油」(平成21年)。

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