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【正論11月号】メディア狂想曲 朝日新聞さん、慰安婦訂正を隠すつもりじゃないよね AJCN代表 山岡鉄秀

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 英語記事で慰安婦(comfort  women)という言葉を使うと、その後必ず自動的に「who were forced to provide sex to Japanese soldiers(日本兵に性行為を強要された)」と続ける。複数のバリエーションがあるが、8月15日の記事も含めて多用されるのが「慰安婦の多くは日本の植民地だった朝鮮半島の出身だった」と続けるパターンだ。

 これを英語話者が読めば、「日本軍が植民地から多くの女性を狩り出して慰安婦にして性行為を強要した、その大多数は朝鮮人だった」と読めてしまう。これはまさしく狭義の強制だ。とんでもない背信行為であり、日本国と日本人に対する攻撃なのだが、英語に疎い日本人にはなかなかピンとこない。

 そこで日本人の代わりに怒りの声を挙げてくれたのがアメリカ人で弁護士のケントさんだった。我々は1万人以上の署名を集め、7月6日、朝日新聞の本社を訪ね、正式に印象操作報道の中止を申し入れた。我々を丁重に迎え入れ「重く受け止め真摯に回答する」と答えた朝日サイドだったが、最終的に「一顧だにしない」かのような態度を見せつけて来たのが終戦記念日だったのだ。奇しくも我々はふたりとも靖国神社にいた。私は朝日新聞の傲慢さに改めて怒りを感じるとともに、英霊に申し訳ない気持ちを感じていた。

 検索できない細工をしている!

 しかし、ここから事態は急展開する。朝日新聞への申し入れの際、ケントさんが特にこだわっていたのが、記事の撤回を改めて英語で海外に広く告知することだった。あのニューヨークタイムズでさえ、誤報を認めた際は関係者を処分し、謝罪して撤回を広く告知するという。それが大手メディアの矜持というものだ、朝日も見習うべきだとケントさんは強く主張していた。

 それに対し、朝日新聞は、2014年8月5日に出した、吉田証言を虚偽と判断して撤回した記事の英語訳が存在し、今もネット上で閲覧可能だと答え、その英訳記事のURL(ネット上のアドレス)を示した。英語発信ならすでにしている、という反論なわけだ。

 確かに、そのURLをブラウザーに直接打ち込むとその英訳記事を見ることができる。しかし、ケントさんも私も釈然としない気持ちだった。これまで随分とネット上で慰安婦関連記事を検索したが、見たことがなかったからだ。それで二人で出演した動画の中で、ケントさんが件のURLを示しながら「半日検索しても出てこないんだよね」と訝し気につぶやいた。

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