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【シネマプレビュー】日日是好日(にちにちこれこうじつ)

映画「日日是好日」の1場面 (c)2018「日日是好日」製作委員会
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 茶道の稽古に通う日々をつづった森下典子のエッセーを原作に、「さよなら渓谷」の大森立嗣(たつし)監督が四季折々の風情を織り込んで映画化した。9月に死去した樹木希林(きき・きりん)が、お茶の師匠役でかけがえのない存在感を示している。

 大学生の典子(黒木華(はる))は、いとこの美智子(多部(たべ)未華子)に誘われて茶道教室に通うことになる。あまり乗り気ではなかったが、武田先生(樹木)の柔軟ながらも芯のある指導に、次第にのめり込んでいく。

 長編映画の全編をお茶のエピソードだけで押し通しながら、少しもだらけさせることなく見せきる技量には驚かされる。中でも二十四節気をうまく絡めて、季節感と時の移ろい、冠婚葬祭にも触れつつ、あくまでも主体は茶室でのお点前という描写が見事。お茶の心も、武田先生役の樹木が自然に語ればちっとも説明っぽくないし、それを主人公を演じる黒木のナレーションがさらっと後押しする。「すぐわからないものは、時間をかけて入ってくる」との言葉は、茶道だけでなくこの映画にも当てはまるかも。13日、東京・シネスイッチ銀座、大阪・なんばパークスシネマなどで全国公開。1時間40分。(藤)

 ★★★★(★5傑作 ★4見応え十分 ★3楽しめる ★2惜しい ★1がっかり ☆は半分)

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