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【樹木希林さん死去】映画監督、是枝裕和さん「神々しくさえありました」

5月、カンヌ国際映画祭で「万引き家族」の上映終了後、観客の拍手に応える樹木希林さん(右)と監督の是枝裕和さん(右から2人目)=共同
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 女優の樹木希林さんの死去を受け、樹木さんが出演し、今年の仏カンヌ国際映画祭で最高賞に輝いた映画「万引き家族」の是枝裕和監督は以下のようなコメントを出した。

     

 僕が希林さんとご一緒したのは、彼女の長いキャリアの中で最後の10年ちょっとに過ぎませんが、監督と役者という関係を超えて、とても濃密な、楽しい時間を共有させて頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。

 今年の3月に癌(がん)の骨への転移を知らされたのですが、言葉を失う僕たちスタッフを逆に気遣いながら本人はすぐに終活に入られたようでした。

 ご一緒した映画祭や公開初日の舞台挨拶(あいさつ)では、ご自身の中に残ったエネルギーと冷静に向き合い、コントロールされながら、それでも役者の仕事を全うされようとしているその姿勢に頭が下がりました。身体が弱ってからもどこかその、初めての体験を面白がっているようなところがあり、凄(すご)みと軽やかさの同居した姿は、神々しくさえありました。

 最期の瞬間まで、本当に見事な、いかにも希林さんらしい人生の締めくくり方をされたと思います。

 もう、杉村春子さんや、森繁久弥さんや、久世光彦さんの、モノマネを交えた楽しいお話を伺えないのは本当に寂しいですが、心よりご冥福をお祈りいたします。ありがとうございました。

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