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緒方貴臣監督「飢えたライオン」 不寛容な社会への警鐘

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緒方貴臣監督「飢えたライオン」 不寛容な社会への警鐘

「なるべく感情移入させないようにと思って作った」と語る緒方貴臣監督(藤井克郎撮影) 「なるべく感情移入させないようにと思って作った」と語る緒方貴臣監督(藤井克郎撮影)

 もともとジャーナリスト志望だった。一方でフランスのジャン=リュック・ゴダール監督作などから映画の多様な表現を実感。見よう見まねでビデオカメラを回し、20代後半になって性的虐待と自傷行為を描いた第1作「終わらない青」を撮った。

 「飢えたライオン」は4作目になるが、常に芸術性と娯楽性と社会性のバランスを心がけている。100%娯楽の映画も必要だとは思っているが、見方を強制する風潮には抗したい。

 「今やニュースさえも悲しい音楽を流し、テロップをつけて、何か誘導しすぎのような気がする。だからどんどん僕たちは考えなくなる。他者への想像力もなくなって、不寛容になっていく。ますます息苦しい社会になっていくのかなという気がします」と表情を曇らせた。

                   

 【あらすじ】瞳(松林うらら)の高校の担任教師がある日、淫行の容疑で警察に連行され、女子高校生との猥褻(わいせつ)な動画がインターネットで流出する。その相手が瞳ではないかという噂がSNSで拡散し…。

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