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シルビア・チャン監督「妻の愛、娘の時」 中台混成で描く家族の温かさ

「家族への理解の必要性を描きたかった」と語るシルビア・チャン監督 (藤井克郎撮影)
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 台湾に生まれ、香港映画界で女優としても活躍するシルビア・チャン監督(65)が、中国本土を舞台に映画を撮った。9月1日に東京・恵比寿ガーデンシネマで公開の「妻の愛、娘の時」は、都市と農村を対比させながら、3世代にわたる女性の姿を、自らの主演で描いた中台合作の作品だ。スタッフ、キャストも中国、台湾の混成だったが、「みんな映画を愛していたから、全く問題がなかった」と来日したチャン監督は笑顔で語る。(藤井克郎)

                   

 映画は主人公のフイイン(シルビア・チャン)が、母親の死をきっかけに父親の墓を田舎から都会へ移そうとすることから始まる。墓を移させまいとする村人との対立は、やがてテレビが騒ぎ立てるようになる中、フイインの娘(ラン・ユエティン)は、田舎に1人で暮らす祖父の最初の妻(ウー・イエンシュー)の思いに触れる。実際に起きた事件を基に脚本を書いたというチャン監督は「お墓を掘り返して移すということは、中国ではとても大きな問題になっている」と打ち明ける。

 「どこに葬られるかは風水を含めてとても重要で、お墓は移さない方がいいという人も多い。お墓参りに対する考え方も変わってきているし、お墓の移転だけでいろんな物語を書くことができると思います」

 身近な題材でチャン監督が描きたかったのは家族の物語だった。「家族だから理解して当然だと思い込みがちだが、会話がおろそかになると家族はばらばらになる。逆にこの映画のように何か問題が起こると、みんなが本音で話し始めて和解に向かうことも多い。家族間でけんかするのも悪くないかもしれませんね」

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