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「ピアノ・ソナタの魅力」を特集 モーストリー・クラシック10月号

32曲のピアノ・ソナタを作曲したベートーベン(1815年)(ヨーゼフ・ウィリブロルド・メーラー画)
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 音楽の形式の一つ、ソナタ形式などで書かれたピアノ・ソナタを作曲していない作曲家は少ない。ピアニストにとってもピアノ・ソナタをきちんと演奏できることは基本となっている。月刊音楽情報誌「モーストリー・クラシック」10月号は「ピアノ・ソナタの魅力」を特集している。

 もっとも知られているピアノ・ソナタはベートーベン(1770~1827年)の作品。バッハの「平均律クラビーア曲集」をピアノ音楽の「旧約聖書」と称するのに対して、ベートーベンのピアノ・ソナタ32曲は「新約聖書」とされ、聖典視されている。

 ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」、第14番「月光」、第23番「熱情」などのタイトルを目にした人も多いはず。ピアニストとしても大活躍したベートーベンにとってピアノ・ソナタは一番身近なジャンル。1曲ごとに新しいアイデアを実践、革新的なピアノ・ソナタを作り続けた。

 音楽評論家の平野昭氏は「40年に及んだピアノ・ソナタ創作は、ベートーベンにとって長い冒険の旅だった。すべてのピアノ・ソナタがそうであるというわけではないが、18世紀的なサロン音楽だったピアノ・ソナタを一級の芸術表現にまで高めた」と指摘する。

 ピアニストとしてベートーベンのピアノ・ソナタ全曲を演奏、また全集のCDを作ることは一つの勲章になっている。ピアニストで指揮者のバレンボイムは、これまで4種類のピアノ・ソナタ全集のCD、映像を出している。一方、ポリーニは録音を1975年に始め、2014年まで39年かけ一つの全集を作った。

 特集では、スカルラッティからモーツァルト、シューベルト、ショパンらのピアノ・ソナタの歴史をたどり、個性あるそれぞれの作品を紹介している。(モーストリー・クラシック 編集長 江原和雄)

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