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【新聞に喝!】文科省汚職、ボクシング騒動…内部告発など「他力」頼みの報道は怠慢だ 京都大学霊長類研究所教授・正高信男

保釈され東京拘置所を出る、文科省の前国際統括官、川端和明被告=16日午後、東京都葛飾区
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 昨年のことだが、私が勤める研究所が創立50周年を迎えた。所の幹部たちが、それを機に近くのホテルで内々の祝賀会を企画した。

 学生や一般事務職員は含めずに、今まで公的にお世話になった人たちを招待して催すという。VIPは学内的には総長、そして対外的には文部科学省の高級官僚ということで落ち着いた。局長クラスにお越しいただいて祝辞を賜るという。

 研究所の所長と事務方トップの事務長がそろって、東京・虎ノ門の文科省まで招待のあいさつにうかがう。文書だけではだめらしい。

 当日、役人は1人で来ない。部下を何人か随行させるのが慣例だと初めて知った。もちろん、こちら持ちである。祝辞も当方で用意して事前のチェックを受ける。同僚が苦心して書いていた。それを当人に読んでいただき、後はパーティーという名の供応に移る。

 これが国民の税金でまかなわれるというのが、私にはばかばかしく思えたので参加しなかった。やってきた役人の名を知ることもなく終わったが、催しを企画した人たちによると、こうして文科省と渡りをつけておくと、先々で何くれと都合が良いという。

 こんなことがあったから最近、文科省幹部の息子の「裏口入学」のニュースがあっても驚かなかった。少なくとも高等教育に関与する役人が、国公私立問わず大学関係者に「いい思い」をさせてもらうのは日常茶飯なのだと思う。

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