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【シネマプレビュー】ちいさな英雄 -カニとタマゴと透明人間-

アニメーション映画「ちいさな英雄-カニとタマゴと透明人間-」の1編「カニーニとカニーノ」 (C)2018 STUDIO PONOC
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 スタジオジブリの製作部門解散を受けて、同社を退職した西村義明プロデューサーが設立したアニメーション製作会社「スタジオポノック」が手がける短編集。命の大切さをテーマに、世界観も画風も異なる3編で構成されている。

 「カニーニとカニーノ」は、長編アニメ「メアリと魔女の花」の米林宏昌監督による冒険ファンタジー。川底に住むカニーニとカニーノの兄弟が、急流に連れ去られた父を捜して2人で旅をする姿がつづられる。また百瀬義行監督の「サムライエッグ」は、卵アレルギーの少年と母とのふれあいを柔らかいタッチで描写。山下明彦監督の「透明人間」は、誰にも見えない透明人間の孤独を、アニメーションならではのシュールな表現で疾走感を伴って描いている。

 「サムライエッグ」の水彩画風のぼやけた背景などは、百瀬監督が右腕として支えた高畑勲作品を彷彿(ほうふつ)とさせ、それでいてリアリティーのある物語というミスマッチ感覚は斬新だ。スタジオポノックの見本市的な位置づけか。24日、東京・TOHOシネマズ日比谷など全国公開。54分。(藤)

 ★★★(★5傑作 ★4見応え十分 ★3楽しめる ★2惜しい ★1がっかり)

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