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多部未華子、25日から舞台「出口なし」 「成長のための苦しみ」と信じて

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多部未華子、25日から舞台「出口なし」 「成長のための苦しみ」と信じて

「芝居には答えがない。毎日を精いっぱい過ごしている」と笑う多部未華子(納冨康撮影) 「芝居には答えがない。毎日を精いっぱい過ごしている」と笑う多部未華子(納冨康撮影)

 小川絵梨子演出の舞台「出口なし」が25日から、新国立劇場(東京都渋谷区)で上演される。密室に集められた初対面の3人の男女(大竹しのぶ、多部未華子、段田安則)が、成り行きで過去を暴き合い、苦しめ合うストーリー。ベテラン俳優2人と向き合う芝居について、多部は「レベルが違い過ぎて苦しいけれど、成長につながると思いたい」と話す。

 「地獄とは他人のことだ」という台詞(せりふ)で有名な、仏哲学者ジャン・ポール・サルトル(1905~80年)による戯曲。ジャーナリストのガルサン(段田)、郵便局員のイネス(大竹)、裕福な夫がいるエステル(多部)は、密室に集められる。自分にしか関心がない3人はわかり合おうとせず、傷つけ合う。

 最初から最後まで、ほぼ3人だけの状況で、一触即発の緊張感に満ちた掛け合いが続く。これまで数多くの映像作品や舞台に出演してきたが「こんな少人数で、ここまでベテランの方と密接な時間を過ごしたことがない」という。

 自分をさらけ出すエステルの苦しみは、2人のベテラン俳優に挑む自身の姿と重なる。「私は言われた通りの演技をするまで、自分の中で指示をかみ砕く時間が必要だけど、2人はすぐできてしまう。自分の引き出しの少なさを痛感する」と嘆く。

 一方で手応えも感じているようだ。「登場人物への理解の深め方など、学ぶことは多い。終わったときには一皮むけていると思いたい」と笑顔を見せた。

 9月24日まで。(電)03・5423・5906。(三宅令)

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