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【映画深層】「きみの鳥はうたえる」若き異才が挑む「原作もの」という王道

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映画でしかできないこと

 一方で「映画は自由でいろんな可能性を見せてくれる。映画を作る以上は、新しいこと、自由なことに挑戦し続けたい」と言う。

 例えば26年には、ヒップホップのミュージシャンが新曲を完成させるまでの2日間を追ったドキュメンタリー「THE COCKPIT」を発表。さらには同年からiPhoneのカメラによるビデオダイアリー「無言日記」を撮り続けているし、山口情報芸術センター(山口市)のプロデュースで6面スクリーンのインスタレーション(空間芸術)を創作中と、映画の概念を超えてさまざまな映像表現を模索している。

 「もともと表現手段の違いには興味がある方だと思う」と語る三宅監督は、映画にできることとできないことがあり、もし文章の方が正しく伝えられるなら文章にすべきだと指摘する。

 「いい映画は世の中にたくさんあって、もうわざわざ作らなくてもいいんじゃないかと思うときもある。『きみの鳥はうたえる』は、絶対に今、映画にすべきだと思えるところが見つかったので、映画にできたんです」

 それが人を愛するという取り戻すことができない瞬間であり、この映画には確実にそれが刻み込まれていると信じている。「お客さんにもそういう瞬間を感じ取ってもらえると、いい時間を過ごせるのかなと思っています」とほほ笑んだ。(文化部 藤井克郎)

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