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男の遊び歌、粗削りの魅力 「東京民謡」復活35周年 浅草木馬亭で29日に「わ芸吹きよせコンサート」 

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男の遊び歌、粗削りの魅力 「東京民謡」復活35周年 浅草木馬亭で29日に「わ芸吹きよせコンサート」 

「東京の民謡を歌い継ぐ会」が、平成18年大晦日から19年元旦にかけ浅草木馬亭で開催した「オールナイト民謡フェスティバル」。中央が村松 「東京の民謡を歌い継ぐ会」が、平成18年大晦日から19年元旦にかけ浅草木馬亭で開催した「オールナイト民謡フェスティバル」。中央が村松

 「明治時代以降、逆に東京から地方へと民謡が伝わるうちにカドが取れ、勢いのない歌に変わっていきましたが、東京民謡には、泥付きの野菜のような粗削りの魅力があります」

 高度経済成長で地域社会が変貌、次第に東京民謡は歌われなくなったが、少なくなった歌い手を訪ねて歌を聴かせてもらったり、録音テープをもとによみがえらせた。現在まで二百数十回のコンサートを開き、復活させた東京民謡は300にも及ぶ。

 続けられたのは、「歌は歌われてこそ歌。資料として残すだけではだめ」という思いがあったからだ。村松は「民謡には隣人を愛する心が込められています。暮らしの中に歌があり、心豊かだった時代のことを思い出すきっかけになれば」と言葉に力を込める。

 「わ芸吹きよせコンサート」は、午後0時30分から、東京都台東区の浅草木馬亭で。出演は京極加津恵、中山亜委子、秋野恵子ら。

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【用語解説】東京民謡

 農作業、漁労など生活の中で自然発生的に生まれ、口伝えに歌い継がれているうちに形になり、東京都内で歌い継がれてきた郷土色の強い歌。大正時代から昭和初期に作られ、作詞・作曲者が明確な「東京音頭」など新民謡と呼ばれるものとは一線を画す。大田区に伝わる「羽田節」、中央区の「佃島盆踊唄」、神津島の「神津音頭」などがある。

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