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男の遊び歌、粗削りの魅力 「東京民謡」復活35周年 浅草木馬亭で29日に「わ芸吹きよせコンサート」 

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男の遊び歌、粗削りの魅力 「東京民謡」復活35周年 浅草木馬亭で29日に「わ芸吹きよせコンサート」 

「東京の民謡を歌い継ぐ会」が、平成18年大晦日から19年元旦にかけ浅草木馬亭で開催した「オールナイト民謡フェスティバル」。中央が村松 「東京の民謡を歌い継ぐ会」が、平成18年大晦日から19年元旦にかけ浅草木馬亭で開催した「オールナイト民謡フェスティバル」。中央が村松

 「東京は民謡の宝庫なんです」と話すのは、昭和59年から、東京民謡復活に取り組んできた「東京の民謡を歌い継ぐ会」会長の民謡歌手、村松喜久則(69)だ。同会は活動が足かけ35年になるのを記念して29日に記念公演を開く。自らも出演する村松は「節の上がり下がりが激しく歯切れがよい東京民謡には、民謡本来の勢いが残っている。粗削りな魅力を知ってほしい」と話す。(栫井千春)

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 記念公演のタイトルは「わ芸吹きよせコンサート」。企画、出演の村松は「“わ”には日本の『和』、話芸の『話』の意味を込め、歌、踊り、三味線、お笑いと、バラエティーに富んだプログラムなので“吹きよせコンサート”にしました」という。

 民謡歌手として50年のキャリアを持つ村松が東京民謡に出合ったのは30代のころ。民謡研究家で演出家の岡本一彦に声を掛けられ、東京民謡復活活動に加わり、板橋区の下赤塚に伝わる田植え歌を聴いた。

 当時は民謡ブームといわれた時代だったが、主流は「江差追分」「佐渡おけさ」など、地方に伝わる民謡。東京育ちの村松には「生まれ育った場所の言葉を持つ、地方出身の人にはかなわない」という思いがあった。ふるさと東京の言葉で歌われる田植え歌に「自分に合った歌に出合ったな、と」。

 東京民謡は、追分節や伊勢音頭など、江戸時代に地方から入ってきた民謡がルーツだが、男性人口が圧倒的に多く、遊郭など遊びどころの多かった江戸で変化していった「男の遊び歌」だと村松は言う。

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